こんにちは、Thebessです。
パース周辺にはきれいなビーチや桟橋がいろいろとあり、週末には釣り人がたくさん訪れます。
海が近いこともあって船を持っているオージー達がたくさん。車で引っ張って釣りに向かうのをよく見かけます。
私のパートナーも大の釣り好き。釣り仲間数人で7人乗りの船を、自分用にディンギーと呼ばれる小さなボートを所有し、シーズンや釣り日和にはボートフィッシングを楽しんでいます。
そんな釣り歴40年ほどの釣り人達の年間釣りスケジュールを紹介します。
必要なライセンスや釣りの基本情報も合わせて紹介していきます。
釣りの年間スケジュール
12月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | |
Marron (淡水エビ) | ◎ | ◎ | ||||||||||
ワタリガニ | ○ | ○ | ○ | ◎ | ◎ | ◎ | ||||||
イカ | ○ | ○ | ○ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ○ | ||||
アワビ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | (◎) | |||||||
Cray Fish(イセエビ) | ◎ | ○ | ○ | |||||||||
ボートフィッシング | x | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | x | x |
Exmouth | ◎ | ◎ | ||||||||||
Pardoo(マッドクラブ) | ◎ | ◎ |
それでは順番に見ていきましょう。
Marron(淡水エビ)
マロン(学名:Cherax tenuimanus, Cherax cainii)とは、節足動物門甲殻亜門軟甲綱エビ目ミナミザリガニ科に属するザリガニ。
淡水のエビと聞いていたのですが、めちゃめちゃザリガニと書いてました(笑)
オージーはこのマロンが大好き!レストランに行くとCray Fishより高い値段の所もあるそうです。
毎年1月8日の午後0時から2月5日の午後0時までの4週間しか捕ることが出来ないので解禁日は場所争いが勃発します。
捕まえるにはマロン用のライセンスが必須です。
ワタリガニ
ライセンスなしで取れるので比較的人気のあるカニとり。
マンデュラやスワンリバーが人気のスポットで、特にマンデュラでは毎年3月にCrab Festivalが開催されます。
年中捕ることが出来ますが、冬場は見つけにくいようです。
サイズが規定よりオーバーしていたら捕まえることが出来ますが、場所によってバッグリミット(持って帰れる量や種類)が違います。Fisheryのサイトや水辺にある看板をしっかりと確認しましょう。
イカ
私の一番好きな釣り☺
なぜなら沖へ出ないので船酔いしにくいのと、エギで釣るので餌を付ける必要がないからです(笑)
カニと同じで年中捕ることはできますが、暑くなると数が減ってきます。
陸から釣るのはライセンスは不要で、サイズに関わらず15匹まで持って帰れます。
船の場合はボートフィッシングのライセンスが必要で、バッグリミットは1人15匹、一隻でMax30匹です。
アワビ
日本人にも人気のあるアワビ取り。12月からシーズンが始まります。
全部で5回、基本的には第一土曜日の朝7‐8時の1時間と決まっています。
たまに月に2回ある場合もあるので、Fisheryのサイトやニュースをチェックしたほうがgood。
許可されているビーチ(数10キロあります)でスタンバイをしておき、時間になるとみんなぞろぞろと海へ入っていきます。
ライフセーバーもいろんなところで監視していますが、それでも毎年溺れて亡くなる方がいます。
サイズは関係なく取れますが、アワビ用のライセンスが必要でリミットは1人15個です。
※2021‐2022年のシーズンは4回に変更になっています。
Cray Fish(イセエビの仲間)
Cray Fishを訳すと”ザリガニ”ですが、オーストラリアのクレイフィッシュはRock lobsterという別名もあるのでイセエビに近い品種です。
ロットネス島をバスで観光中、めちゃくちゃ大きいCray Fishを麻バッグに入れてバスに乗り込んできたオージーのおじさんにびっくりしたことがあります。
基本的には船でポットと呼ばれる籠に餌を入れて海に放り込み、翌日~数日後に引き上げに行きます。
一年中とることは出来ますが、11月後半から12月末がよく捕れます。
こちらも、Cray Fish用のライセンスが必要です。
ボートフィッシング
日本でも数回船釣りした事はありますが、オーストラリアの船で釣り上げる魚は大きさが全く違います。
大きさだけでなく見たこともない魚が多いです。日本語で調べても名前がよくわからないことも多々…
ヒットした時のあの力強い引きを味わうと病みつきになります。
近場だとFremantleやRockinghamから船を出せますが、日帰りでも大体パースから北へ2時間ほどのJurien Bayへ行きます。
そのほうがいろいろなタイプの魚が釣れるらしいです。
船釣り自体はライセンスは必要ないですが、それぞれの魚にリミットがあるので持っておいたほうがいいです。
※ライセンスはオンライン申請なので、たくさん釣れたから船の上から申請することも可能です。電波があればですが…
よく釣れるのは、サムソンフィッシュ(ヒラマサの仲間)、タイ、バルドチン(イラやアマダイの仲間)、ジューフィッシュです。
毎年10月14日~12月15日は禁漁期間なので注意!
Exmouth(釣り旅行)
毎年4月中旬から5月中旬あたりで2週間、パースから北へ約1200㎞の所にあるエクスマウスへ釣り旅行へ行きます。
大きい船やディンギーを車で引っ張って行くのですが約26時間…私は後ろで寝ているだけですが長い…
ジンベイザメが見れる観光スポットでもあるので運が良ければ釣りの最中に見ることが出来ます。
大物が釣れて楽しいですが、早く引き上げないと釣った魚をシャークに食べられてしまうので注意です(笑)
Pardoo(マッドクラブ)
数年前から毎年8月にエクスマウスよりもさらに北、真珠で有名なブルームから南へ数時間の所にあるパードゥーへも釣り旅行へ行くようになりました。
エクスマウスと違ってこっちはマッドクラブ(ノコギリガザミ)がメインなのでディンギーしか持って行きません。
この旅行は、キャンプサイトしかないロードハウスにステイするので1週間テント生活です(トイレとシャワーはあり)。
昼間は38℃以上になったり、マッドクラブを探すために数時間泥の中を歩くので正直過酷ですが、マングローブの中を歩いたりウミガメやウミヘビを見たりできるのでいい経験になります。
マッドクラブはライセンスはいりませんが1日&持って帰れるトータルのリミットが決まっています。
また力が強いのではさみに気を付けましょう。
まとめ
西オーストラリアでの釣り歴約40年の年間スケジュールを紹介しました。
経験が豊富なので釣れる魚の名前やサイズ、リミットまで把握しています。
釣りのレベルがガチすぎて、リミットになるまで船酔いしようがお構いなし。なので楽しむというよりある種の修行です(笑)
それでも子供はまた行きたいというので不思議です。
船がメインですが少しでも釣りに興味のある人の参考になればいいなと思います。