オーストラリアの高級食材、ザリガニ(マロン)を捕まえに行こう!必要な物や捕まえ方を紹介!

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こんにちは、Thebessです。

スクールホリデー半ばから後半は1年にたった1ヶ月しかないマロンのシーズンです。

このブログを書いている今も、パートナーはマロンを捕まえるためにキャンプに行っています。

(私も行きたかった…泣)

日本人にはなじみがない名前ですが、オージーたちは大好き‼

レストランではcrayfish(イセエビ)より値段が高いらしいです。

今回は、そんな貴重な⁉マロンの生息地や餌、捕まえ方などを紹介します。

機会があれば捕まえてどんな味か味わってください。

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マロンてどんな生きもの?どこに生息しているの?

マロンと聞くと、私たち日本人は『栗』しか思い浮かばないですよね。

はじめて聞いた時は「マロン?マロン?ん⁉栗!?」と何度聞き返したことか(笑)

マロン(Cherax tenuimanus)は、淡水ザリガニの大型種で、ウエスタン・オーストラリア州南西部多雨森林地帯の主要な永久河川に棲息している

http://www.crayfish-japan.com/i-introduction.htm

写真で見てもわかるようにデカい‼‼

世界で3番目に大きなサイズです。

オーストラリアではザリガニを食べるのを知っていましたが、まさかこんなサイズのものがいるなんて驚きです。

子供の頃ザリガニ釣りをしていたので食べるのには抵抗があるのは私だけではないはず💦

 

マロンは淡水なので河川の上流やダムに生息しています。

パースの北部にもいますが、南部の方が河川が多いので捕まえに行くならMandurahより南部がおすすめです。

何か所も川があるので、お気に入りの場所を探しておくとGood!

※マンジュラは海が近いので淡水ではないようです。

私たちは毎年パースから3時間半ほど南の国立公園にキャンプへ行きます。

4WDの車でないといけないようなブッシュの中を通るので、毎回車がひっくり返らないかドキドキです。

幅2-3mの小さな川にも生息しています

シーズンはいつ?

毎年1月8日の午後0時から2月5日の午後0時までの4週間のみ。

お気に入りのスポットをキープするため、毎年解禁日の数時間前にはスタンバイできるよう早朝にパースを出発します。

今年はコロナかお正月休みの関係で、例年に比べると人が少なかったようです。

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マロンを捕まえるのに必要な物 & 服装

さて、次は必要なものを見ていきましょう。

・ライセンス
・捕まえる道具
・餌
・サイズを測る用のメジャー
・バケツ
・長袖長ズボン
・スパイクシューズ

 ライセンス

マロンを捕まえるにはマロン用のライセンスが必要です。

DoTDirect
Access a range of Department of Transport licence checks and services

オンラインで申請が可能です。

他のライセンスと一緒に申請すると10%の割引があります。

バッグリミットは1日8匹ですが、捕れない日もあります。

『えー捕れへんのにライセンス取るのは…』

という人は、その場で申請するという手もあります👍

テルストラなら電波が入るかもしれません。

 捕まえる道具

手作りの道具

オージーたちは網に餌をいれて川に掘り込みたまに捕れてるかチェックするというスタイルが多いですが、私たちは手作りの道具を使っています。

柔らかめのワイヤーで輪っかのサイズを調節できるようにしています。

古い釣竿につけていますが、ない場合は多少しなるまっすぐな木の枝でも代用可能。

使い方は後程、動画で紹介します。

 餌

マロンは雑食なので何でも構いません。

網を仕込む場合はお肉や魚の塊を入れるといいです。

この間のキャンプ時は紐を結び付けた大きな魚の頭が川に投げ入れられていました。

 

ただ、私たちは上記の餌は一切使いません。

なんと‼‼‼にわとりの餌を使います。

海外サイトでも見ましたが、食いつきがいいようです。

成鶏用の餌

水に溶けにくいうえに値段もお手頃、乾燥しているので長期保存も可能といいことづくめです(笑)

 メジャー & バケツ

マロンはアンダーサイズは持って帰ることが出来ません。

なのでしっかりと測るためにメジャーが必要です。

何にでも使えるメジャーがBCFで売っているので要チェックです☆

Pryml All Purpose Measure
Pryml All Purpose Measure

捕まえたマロンを入れるバケツも必要です。

暑い時期なので凍らしたペットボトルを入れておくと◎

 服装

マロンは淡水に住んでいます。

ということは必然的にブッシュに行くことになります。

ブッシュにはいろいろな虫や蛇などの生き物がいます。

(実際この前ヘビを見ました😱コワかった)

夏場で暑いかもしれませんが、自分の身を守るため肌を隠すことをお勧めします。

 靴

マロン捕りは餌におびき寄せられているか何度もチェックが必要なため歩き回ります。

急な斜面を歩いたり滑りやすいところなどもあります。

もし持っているならスパイクシューズをお勧めします。

 

長袖長ズボン、スパイクシューズ
普段は目しか出ていない帽子も着用

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マロンはこうやって捕まえる!

持ち物がわかったら早速捕まえに行きましょう。

これは去年のマロン捕りの動画です↓

https://youtu.be/jv_-kCyqmCw

まず餌を何か所かにばらまきます。

一か所につき2‐3掴みでOK!

餌を食べているところを狙うので、岸に近くて障害物の少ないところがベター。

あとは餌を食べにくるまでひたすら待つ‼‼

餌に寄ってきたマロン
偏光サングラス(ポラライズド サングラス)があれば、川の中がよく見えるのであると便利です。

餌を食べに来たらシッポ側からボディーの真ん中まで輪っかを通して素早く引き上げます。

簡単そうに聞こえますが(食べるのに必死な子は簡単☺)マロンは音や影に敏感です。

竿を伸ばしてなるべく遠くから捕まえるのがベストです。

場所や角度によって近寄らないとダメな時は、忍者のようにそっと忍び寄りましょう。

捕まえた後はキチンとサイズを測りましょう!

このエリアは頭の大きさが8㎝以上がokサイズ

1日のバックリミットは8匹ですが、キャンプなどで数泊する場合は16匹がマックスになるので注意しましょう!

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まとめ

今回は少しレアなマロン捕りを紹介しました。

釣りとは違いますが、これはこれでとっても楽しくて毎年この時期が楽しみです。

場所によってはマロンが餌によって来るまでの間、ブリム(チヌの仲間)が釣れます。

あげても蒸しても煮てもとっても美味しいです◎

今季一番の大きさのブリム

捕ったマロンはイセエビと同じように蒸しや茹で、グリルや天ぷらなど何でもイケます

蒸したマロン、このまま食べても美味☺

パース近郊では捕れないうえに四駆が必要な場所なので、なかなか行くチャンスはないかもしれませんが機会があれば是非トライしてください☆

参考までに、マロン捕りのルールです

Marron (group) - Western Australian recreational fishing rules

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